まさおまっさお

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目的に合わせた数字の使い方 数値目標について考える

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Photo via Visual Hunt

 

皆さんは、自分の中で目標を持って行動しているでしょうか。

 

何かを目指す時、数値目標を立てることは「定量的で良い」と言われます。

 

でもひとことで数字と言っても色んな種類があり、その人の目的に合ったものを使わないと、思い通りの効果は得られません。

 

今回は、目的に合わせた数字の使い方を考えてみます。

 

 

はじめに:使える「数字」の種類

定義は人によりますが、私の場合、数値目標を立てる際には大きく3つの種類に分けて考えています

 

  1. 「時間 or 回数」を目標にする
  2. 「期間中の成果」を目標にする
  3. 「時間あたりの成果」を目標にする

 

1. 時間 or 回数を目標にする

これは、継続を目的とする場合に使います。

 

この数字の良いところは、「やるか・やらないか」という問題に持ち込むことで、強制的に自分を動かす力があることです。

  

たとえば「1日30分英語を勉強する」という時間の目標なら、自分が時間を作れれば確実に達成できます。「週に2回ジョギングする」という回数を目指した場合も同じく、自分の調整とやる気次第で確実にクリアすることが可能です。

 

自分にあまり負荷をかけず、単純に継続することを目的としている場合、時間や回数を目標にすることは良い選択です。

 

こう言うと「継続しただけじゃ意味が無い」と思われる方も居るでしょうか。

 

確かにそうかもしれません。

でもそれは、自分の夢(大きな目標)が決まっている場合の話です。夢が決まっている場合には、おのずと何をすべきかも明確になるので、その時はもっと負荷を上がる目標を立てると効率が良いでしょう。

 

しかし現時点で明確な夢がない場合、夢を探そうと悩み過ぎたり、自分に負荷をかけ過ぎて結局やる気がなくなってしまったら逆効果です。

 

そんな時には一旦ハードルを下げることも必要ですが、何も目標が無いと、本当に堕落してしまったりします。それを避けるためにも、何かを継続する目標を立てておくことはとても有効な手段です。

 

どんなことにせよ、継続さえしておけば後々役立つ時がくるものです。

 

2. 期間中の成果を目標にする

2つ目は、何かのスキルを身に付けたい場合に有効なやり方です。

  

1のように時間や回数を決める場合は「毎日文章を書く」というような目標になります。それに対して成果を目標にする場合は「○記事投稿する」といった、最終的な成果(完成品)の数字を使います。

 

成果を設定する場合、ブログなら「5記事書く」ではなく「1週間に5記事投稿する」といったように、TOEICなら「3ヶ月後の試験で500点以上とる」のように、期間と一緒に決めることがほとんどです。 

 

1は「やればできる目標」だったのに対して、2の場合は「1日3時間パソコンに向かったけど、記事として完成させられなかった」とか「毎日勉強したけど450点しか取れなかった」という、やったけど達成できないケースが出てきます。

 

その時「できなかった」部分に対して対策を考えていくことで、成果を出すためのスキルアップを図ることができます。

 

3. 時間あたりの成果を目標にする

これは作業を効率化したい時に使います。

 

2のように期間内の成果だけを見ていると、たとえば「1ヶ月で30記事更新する」というペースは決まっていても、「1記事に何時間かけて良いか」というところは決めていないことがあります。

 

何事も最初のうちは、自分にどれだけの生産性があるかわかりません。

 

でもある程度継続していると、時間あたりに出せる成果が決まってきます。そしてだんだんと「他の事にも手をつけたい」、「もっと沢山の成果を出したい」という欲求が出てきます。

 

このように、ただ「できる」だけでなく「速くできる」を目指したい場合、時間を明確に意識して効率よく考え、行動できるようにするのが有効です。

 

 

成果を目標にする場合に使える数字は様々で、たとえばブログ更新だけでも

  • 「時間 × 文字数」(1時間で2000文字)
  • 「時間 × 記事数」(1記事2時間以内)
  • 「時間 × PV数」(1時間で書くなら1000PV貰う)

など、色んな方向が設定できます。

 

自分が「長い文章を書きたい」か、「沢山の記事を上げたい」か、それとも「多くの人に読んでもらいたい」のか。目的を明確にした上で数字を決める必要があります。

 

補足:成果には2種類ある

上記の2や3のように成果を目標にする時、文字数や記事数など自分次第の目標と、ブックマークやPV数などの他人からの評価目標という2種類があります。

 

もし自分が後者を求めている場合「他人に評価されるためにどうすれば良いか」を意識することが非常に重要となります。

 

しかし当然、他人の評価を得続けることは難しく、自分への負荷は高くなります。

 

周囲からの評価は大切ですが、そればかりに意識が行ってしまうと楽しめなくなったり、挫折してしまう可能性もあります。自分のやりたいことをしっかり決め、目的を意識した上で行動することが重要です。

 

さいごに

目標を立てるというのは、自分に負荷をかける行為です。

そして、自分の調度良い負荷というのは人によって異なります。

 

負荷の高い環境じゃないとやる気の出ない人が時間を目標にしても無駄ですし、逆に負荷を上げ過ぎると継続がキツくなり、やめてしまう人もいるでしょう。

実際にやってみて自分に合わないと思った場合には、負荷の調整が必要です。

 

この記事では単純化して考えてみましたが、実際には「英語は継続したいから1、ブログ更新はスピードアップを目指して3」のように、上で挙げた目標を組み合わせて使うことがほとんどです。

 

 

そしてどちらにしろ、まずは自分の目指す方向を明確にすることが必要です。

  

とりあえずランニングを続けたい。

ブログを書いて文章力をつけたい

他人より圧倒的に稼ぎたい。あ

 

というように、「何を」「どれだけ」「どのように」頑張るのか決めた後で、初めて有効な数値目標を考えることができるのです。