まさおまっさお

思ったことを書き残す所だよ

     

アイデアの幅を広げる簡単な方法 六四メモの3段活用

 

 

先日、『六四メモ』というアイデア出しの手法を紹介しました。

 

今回はこれを3段活用し、アイデアを広げる方法を説明します。

 

(実施にかかる時間:1時間~)

 

 

はじめに

この記事では、例として「ゲーム開発のアイデア」を作成します。

 

やり方としては、前回紹介した「六四メモ」を3度繰り返し、ありそうでなかったアイデアを出していきます。(簡単な使い方は、前回の記事をご参照ください)

 

大まかな手順はこんな感じです。

  1. 「要素」をひねり出す(10分)
  2. 要素の「使い方」を考える(20分)
  3. 使い方を「別の要素」と組み合わせる(20分)

とても単純な方法なので、色んなテーマに応用することができます。

 

※注意事項

アイデア出しは「質より量」です。

 

「こんなの使えない」と判断するのは終わった後にして、まずは変なアイデアが生まれるのをとことん楽しみましょう!

 

手順1:「要素」をひねり出す(10分)

まず初めに、テーマに対して関係しそうな「要素」を書き出します。

 

でも「関係しそうなもの」と考えすぎると頭が固くなるので、「思いついたものはとりあえず何でも書く」という意識で書いてみましょう。

  

私の場合はこんな感じでした。

f:id:MasaoBlue:20160816205350j:plain

 

漢字が間違っていたり同じものが重複することもありますが、見るのは自分だけなので気にしなくてOKです!

 

手順2:要素の「使い方」を考える(20分)

1で書きだした63個の「要素」に対して、どんな使い方ができるかを考えます。これもあまり固くならず、思いついたことはどんどん書き込んでしまいましょう。

 

たとえば私の場合だと、こんな視点で発想しています。

 

【視点1】「要素を使って」何ができるか

 例)ブロックを「積み上げる」

 

【視点2】「要素に対して」何ができるか

 例)岩や石を「ドリルで砕く」

 

【視点3】「要素がある場所」はどこか

 例)カビが発生した「冷蔵庫を整理する」

 

新しい六四メモを用意して、手順1の紙と対応するマスに、その要素に関連する使い方を書き込んでいきます。

 

私の結果はこんな感じ。

f:id:MasaoBlue:20160816221100j:plain

 

マスが多いので間違って書いてしまうこともありますが、気にする必要はありません。そんなことよりも素早く埋めきることの方が重要です。(質より量 です!)

 

手順3:使い方を「別の要素」と組み合わせる(20分)

さて、ここまでの手順で

  1. 要素
  2. 要素の使い方 

を出してみましたが、これらを眺めても、多分あんまり面白くないと思います。

 

それは、普通に考えて出てくるアイデアのほとんどが「今までどこかで見たことのあるもの」だからです。

 

手順3ではここからぬけ出すため、「1つの要素」と「別の要素の使い方」を組み合わせて新しいアイデアを作ります。

 

私の例では、一番最初に出した「ブロック」を使いました。

 

【例】ブロック × 使い方

・「ブロック」×「モノをくるむ」
・「ブロック」×「切れる直前まで伸ばす」
・「ブロック」×「時刻計算」 ...など

 

 

やってみた結果はこちら。

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このやり方で気になるものが出せたなら、それを深掘りしていきます。

 

ピンとくるものが無かった場合は、別の要素を選択して、手順3を何度か繰り返してみましょう。

 

まとめ

今回の手順は1時間程度で実施でき、成果物として以下が残ります。

  1. 63個の「要素リスト」
  2. 63個の「使い方リスト」
  3. ある要素の「応用方法」63個

 

これを何度か続けると1,2のリストが溜まってくるので、別のテーマを考える時にも応用でき、予期せぬ組み合わせが生まれやすくなります。

 

結構、使えそうですね!

※あくまで個人の感想です

 

余談

いちいち紙を折るのは面倒なので、六四メモのテンプレートを作りました。

 

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「A4」「余白無し」の設定で印刷すると、丁度よく使えます。

※ふち無し印刷ができない場合は余白ができてしまうので、日付を入れたり番号を書くなど、ご自由にお使いください。

 

さいごに

最初は「埋めただけじゃ良い案出ないな・・・」と思ってましたが、何度か組み合わせていくと、時々「これイケるんじゃね?」というアイデアが出てきます。

 

あとの判断はもちろん自分でやるしかありません。でもこの方法を使えば、選ぶためのネタ出しを手軽に行うことができます。

 

みなさんも六四メモで、良い創作ライフを!